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冬期学習会(learning holiday)の素敵なゲスト

 12月26日(火)、とってもスペシャルな二人が白河実業に帰ってきました。福島大学2年の近藤朱璃さん(情報ビジネス科卒)と沼匠先生(小高産業技術高校商業科教諭)です。近藤さんは先日、難関の会計士に初挑戦し見事合格しました。合格率はわずか7.6%(2023年)、福島大学でも2年生で合格したのは初の快挙だそうです。そしてそんな偉大な彼の高校時代をよく知る在学時の情報ビジネス科担任だった沼先生。今日はこの二人に来校いただき、冬休みに行われている冬期学習会(learning holiday)のスペシャルゲストとして座談会を開くことになりました。

難関を突破する人物

 近藤さんは本校の令和3年度情報ビジネス科の卒業生。当時はどんな生徒だったのか、沼先生が詳しく教えてくれました。実は近藤さんは高校在学中に公認会計士の登竜門とされる「日商簿記1級」を合格しています。合格した時はメディアでもたくさん取り上げられました。この資格も難易度が非常に高く、ビジネスシーンで直面するいろいろな問題点を解決するために「応用力」や「実践力」が必要とされ、高校の生徒が取得するのは非常に難しく合格率も毎回10%前後となっているようです。実際に指導にあたった沼先生は当時彼をどのように見ていたのか聞いてみました。

写真右側から福島大学2年の近藤朱璃さんと担任の沼先生 

 「入学当時はホントに普通の生徒、陽気で友達ともふざけ合う明るい子でした。でも魅力を感じたらとことん努力を惜しまない性格が実はあって、情ビ科(情報ビジネス科)で学ぶ中で、どんどん自分の力を開花させていったんだと思います。」
 とにかく近藤さんは合格するためによく勉強する生徒で、わからない問題があると沼先生や放課後に情ビ科の先生を追っかけて教えてもらっていたそうです。遅くまで残ることもあり、迎えに来るお母さんも学校の駐車場で近藤さんが学校から出てくるのをずっと待っていた日もあったそうです。

どうやって進路を決めたのか?

 大学に進学するという進路を決めたのは意外にも3年生になってからだそうです。検定試験の勉強に忙しく自分の将来の事をよく考えたり、誰かに相談する時間もあまりなったのではないでしょうか。でも担任の沼先生は検定の指導をしながら進路先を一緒に考えていました。そして最後は「迷ったけど自分が行きたいと思った福島大学に決めました。」と、私たちに当時の様子を振り返りながらたくさんのことを話してくれました。

お二人は詳しく丁寧に答えてくれました。

そして、努力する力。

 会計士の試験に合格するために、近藤さんは約3000時間もの猛勉強をしたそうです。生徒たちから「そんなにたくさんの勉強をする力はどこからくるんですか?」との質問がありました。近藤さんはしっかりした表情で「やっぱり目標を持つこと。そして生活にメリハリをつけて頑張ることです。」と答えてくれました。「時々しんどいけど、自分が決めたことや、そしてやると決めて友達や先生、家族に言ったからにはとことんがんばる。」冬期学習会に参加している生徒たちに熱いエールをたくさん送ってくれました。

 座談会が終わってからも近藤さんや沼先生はその場に残って生徒たちと楽しく話をしてくれました。高校時代の失敗談や今だから話せる事(笑)など。当時の近藤さんを知る先生、同じ部活の後輩などたくさん集まってくれました。休憩なしの2時間!楽しい時間は早く感じます。そして「自分もこうなりたい」そう思った生徒はたくさんいるのでは。情ビ科だけでなく工業科の生徒も大変刺激を受けた座談会でした。

そして最後に・・。
「朱璃!世界をめざせ!」当時の科長より熱い刺激をもらい、母校を後に・・。近藤さん、沼先生、今日はありがとうございました。

みんなにも読んでほしいですか?

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